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サムターン回し対策

サムターン回しとは玄関扉の内側部分についている鍵のツマミのを道具を使って不正に解錠することをイイます。
このサムターン回しの手口について具体的に説明していきます。

その1、扉のシリンダー部分の近くにドリル等で穴を開けてそこからサムターンを回してしまう。
その2、扉とドア枠の隙間からサムターンを回す。
その3、扉のポスト口やドアメガネを破壊してサムターンを回す。
その4、親子扉のドアホンを壊してサムターンを回す。
などといった手口があります。

一番効果的なのはサムターンを防犯サムターンに交換してしまうことです。
ホームセンターに行けばサムターンカバーという防犯グッズを購入することができます。しかし、こkれは完璧なものではないので鍵屋ではおすすめできません。

確実なのは防犯サムターンに交換することです。
防犯サムターンの普及率はまだまだ高いとはいえませんが、とても効果的です。
その他の対策としては補助錠を取り付けたりドアの隙間に防犯プレートをつけたり、ポストに器具が入らないように塞いでしまうのもいいでしょう。
ドアメガネを外せないような丈夫なものに交換しておくことや防犯カメラ、センサーライトによる対策も効果的です。

まずはこのうちのひとつでもいいので実行に移してみてください。

かぎっこ

鍵っ子の子供が鍵をなくしてしまうということがあります。

この日連絡があったのは夜11時過ぎのことでした。
娘が鍵をなくしてしまって家に入れないと連絡がありました。
指定された集合住宅の現場まで向かいますと小学校4年生くらいの女の子が座って待っていました。声をかけてみると案の定依頼者の娘さんだということがわかりました。
娘が、とは言われましたがまさかこんなに小さな子供だとは思いませんでした。夜中家に入れずさぞかし心細かったでしょう。

早く家を開けてあげたいところですが、依頼者で身元確認をする親御さんが仕事をしていてなかなかやってきません。

なんでも女の子が塾に行く前に母親が外出し、娘が家を出るときに鍵をかけたのですが出かけた先で鍵をなくしてしまったということでした。

お母さんの方は娘が鍵を持っているからと鍵をもって出かけなかったのだそうです。

待つこと一時間・・・ようやくお母さんがやってきました。
なんとか家をあけることができて二人は家の中に入る事ができました。

親御さんが仕事をしている家庭だとどうしても子供に鍵を持たせることになり、このようなトラブルが発生してしまいます。
子供だから仕方のないことですので万が一に鍵を紛失したときの対応の仕方なども教えておく必要があると思います。

雨の日に増える

これからの季節雨が多くなります。
雨の日になると多くなる鍵トラブルがスクーターバイクのインロックトラブルです。

バイクの鍵をヘルメットと一緒に無意識にシートの中にいれてそのままシートを閉めてしまう・・・。シートを閉めると鍵はかかってしまうので中に入れた鍵を取り出すことはできません。
予備の合鍵も持っていないのでバイクを動かすことができなくなってしまうのです。

こういった時に鍵屋に連絡がきます。

ところで、雨の日に限ってなぜこのようなトラブルが発生するのかおわかりでしょうか。
それはレインコートのせいではないかとわたしは推測しています。
雨の日はスクーターに乗っている人はレインコートを使っています。レインコートを折りたたんでシートの中に入れようとしているうちに鍵も一緒に閉じ込めてしまうのではないでしょうか。

普段の行動と違うことをしているといつもは無意識に気をつけていることもできなくなってしまうことがあるんですよね。

インロックを一度体験すると以後このようなことがないように合鍵を必ず持ち歩くようになります。
でも、痛い目にあわないとなかなか意識を変えられないんですよね。
インロックをやってしまう前に合鍵を持っていない人は作っておくようにしましょう。

忍び込み

鍵屋という仕事柄、家に空き巣が侵入したというお客さんに出会うことも決して少なくはありません。
空き巣の中でも人がいない時に忍び込むタイプと人が居るのにも関わらず侵入してくる「居抜き」あるいは「忍び込み」と呼ばれる手口も多数発生します。

忍び込みをされるのは深夜、家の人たちが寝静まった時間帯です。
深夜にかぎらず夕飯どきや昼寝をしている時に侵入することもあるそうです。
そうした空き巣は人がいようがいまいがお構いなしです。万が一家人に目撃されたり鉢合わせをしたら居直り強盗にならないとも限りません。

こうした忍び込みは浴室や洗面所、トイレなどの窓から侵入することが多いと言われています。
面格子と窓につけていてもそれをはずしたり、ガラスを割って侵入されるなど手口は実に巧妙です。

このような忍び込み被害にあわないためにも窓を開けて換気をしたらすぐに閉めて施錠をすること、窓のまわりに足場になるようなものを置かないことなどが大切です。

また、防犯性を強化するのなら面格子を取り外しができないようなセキュリティ性の高いものに交換しましょう。
面格子のついていないルーバー窓にも必ず取り付け、特に危ないガラス窓は防犯ガラスに交換するなどしたほうがいいでしょう。

クレセント錠一つだけではなく補助錠をつけたり、周辺にセンサーライトをつけたり、庭に防犯用の玉砂利を敷き詰めるなども効果的です。