忍び込み

鍵屋という仕事柄、家に空き巣が侵入したというお客さんに出会うことも決して少なくはありません。
空き巣の中でも人がいない時に忍び込むタイプと人が居るのにも関わらず侵入してくる「居抜き」あるいは「忍び込み」と呼ばれる手口も多数発生します。

忍び込みをされるのは深夜、家の人たちが寝静まった時間帯です。
深夜にかぎらず夕飯どきや昼寝をしている時に侵入することもあるそうです。
そうした空き巣は人がいようがいまいがお構いなしです。万が一家人に目撃されたり鉢合わせをしたら居直り強盗にならないとも限りません。

こうした忍び込みは浴室や洗面所、トイレなどの窓から侵入することが多いと言われています。
面格子と窓につけていてもそれをはずしたり、ガラスを割って侵入されるなど手口は実に巧妙です。

このような忍び込み被害にあわないためにも窓を開けて換気をしたらすぐに閉めて施錠をすること、窓のまわりに足場になるようなものを置かないことなどが大切です。

また、防犯性を強化するのなら面格子を取り外しができないようなセキュリティ性の高いものに交換しましょう。
面格子のついていないルーバー窓にも必ず取り付け、特に危ないガラス窓は防犯ガラスに交換するなどしたほうがいいでしょう。

クレセント錠一つだけではなく補助錠をつけたり、周辺にセンサーライトをつけたり、庭に防犯用の玉砂利を敷き詰めるなども効果的です。